【スマホ料金プラン比較】選ぶブランドとプランで変わる通信品質に注意！

スマホの料金プラン選びは、もはや単なる節約の話ではありません。
あなたのライフスタイルにぴったり合った料金プランを見つけることで
通信費を賢くおさえつつ、スマホを利用することができます。

しかし、各ブランドやプランには通信品質における明確な違いがあります。
自分の利用シーンに合ったものを選ばないと
安さと引き替えにストレスが増える場合も…。

本記事では、主要キャリアからオンライン専用プラン
サブブランド、その他、幅広い選択肢を比較し
あなたのライフスタイルに合った最適なプランを見つけるお手伝いをします。

他ではあまり語られない真実も含め、専門的目線でお伝えします。
是非この記事を最後まで見て、より良いあなたのスマホライフにして下さい。

通信品質は各ブランド、料金プランで異なる

ここでは、大手キャリア（ドコモ、AU、ソフトバンク）の
本ブランド、オンライン専用プラン、サブブランドをデータ容量別に比較していきます。
それぞれの特徴を理解することで
通信品質も含め、最適なプランを選ぶ手助けになります。

通信品質について
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もチェック↓
【大手キャリア】通信品質(通信速度)の違い【徹底比較と口コミ・レビュー】
利用者の口コミやレビューも参考にどうぞ

まずは、現時点で提供されている各携帯会社の料金プランにおける
通信品質の早見表として以下にまとめたので確認しましょう

携帯会社名	docomo (一部プランを除く)	au	Softbank	docomo (イルモプラン)	【au】 UQモバイル	【Softbank】 ワイモバイル	【docomo】 ahamo	【au】 povo	【Softbank】LINEMO	格安SIM
ブランド	本ブランド	本ブランド	本ブランド	本ブランド	サブブランド	サブブランド	オンライン受付専用	オンライン受付専用	オンライン受付専用	MVNO
プラン名	eximo(エクシモ)	データMAX スマホミニプラン	メリハリ無制限 ミニフィットプラン	irumo(イルモ)	ミニミニ トクトク コミコミ+	シンプルS2 シンプルM2 シンプルL2	ahamo(アハモ)	povo	LINEMO	さまざま
通信品質	最高品質	最高品質	最高品質	最低限品質	通常品質	通常品質	通常品質	通常品質	通常品質	最低限品質

格安SIMも選択肢に含めた上で、大手キャリアの各プランのどれかが良いのか？
自分に合った料金プランを選ぶためには
以下の内容を把握した上で、自分の利用状況やニーズを考慮して
各キャリアの料金プランを比較検討することが重要です。

料金プラン(ブランド)で違う通信品質

本ブランド【最高品質】

特徴

ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアが提供していて
最も高い通信品質と充実のサポート体制。

メリット

・最高品質で通信速度が速く、安定している。
・混雑時に一番速度が落ちにくい料金プラン
・店頭・窓口対応があり、サポートも充実している
・最新技術にいち早く対応・提供が行われる

デメリット

・料金が比較的高額になる。
・最安価格で利用するには、セット割対象の光サービスとの併用
家族で計3回線以上の利用、提供クレジットカードでの支払い設定の
すべての割引適応が必要

本ブランドとは、ドコモ、au、ソフトバンクの3社で提供されている料金プラン
(一部の小容量プランとオンライン専用プランは除く)です。

本ブランドの料金プランは
安定した最高品質な通信を提供しています。
また、サポート体制も充実しており
何かトラブルが発生した場合でも、店頭・窓口で安心して相談できます。

さらに、最新技術やサービスをいち早く導入しており
常に高品質な通信サービスを提供しています。

しかし、料金が高いというデメリットもあります。
さらに、本ブランドの料金プランを最安で利用するには
複数の割引をすべて適用する必要があり
家族で3回線以上まとめること、家のインターネット回線をまとめること
提供クレジットカードで毎月支払い設定することが条件。

auの小容量プラン

au 小容量プラン	データ量	割引なし	割引適用後
スマホミニプラン	～1GB	3,465円	2,178円（auスマートバリュー、家族割プラス、au PAYカードお支払割適用）
スマホミニプラン	1GB～2GB	4,565円	3,278円（auスマートバリュー、家族割プラス、au PAYカードお支払割適用）
スマホミニプラン	2GB～3GB	5,665円	4,378円（auスマートバリュー、家族割プラス、au PAYカードお支払割適用）
スマホミニプラン	3GB～4GB	6,215円	4,928円（auスマートバリュー、家族割プラス、au PAYカードお支払割適用）

auのスマホミニプラン(小容量)は
ソフトバンクのプランと比べて４GBまでとなっていて1GB多く
段階型の使ったデータ量に応じて変動するプランになっていますが
３GBを超えると最安状態の無制限プランの月額料金と同額になってしまう点に注意。

Softbankの小容量プラン

Softbank 小容量プラン	データ量	割引なし	割引適用後
ミニフィットプラン+	～1GB	3,278円	2,178円（おうち割 光セット適用）
ミニフィットプラン+	1GB～2GB	4,378円	3,278円（おうち割 光セット適用）
ミニフィットプラン+	2GB～3GB	5,478円	4,378円（おうち割 光セット適用）

ソフトバンクのミニフィットプラン(小容量)は
最大が3GBとなっている段階型プランで
小容量プランは光セット割さえ適用できれば最大の割引で
本ブランドならではの最高品質のままを維持した通信で利用することが可能。

大手３キャリアの無制限プラン

各キャリアが提供している無制限プランの内容がこちら

キャリア	大容量プラン	データ量	割引なし	割引適用後
docomo	eximo(エクシモ)	無制限	7,315円	4,928円（みんなドコモ割、ドコモ光セット割、dカードお支払割適用）
au	データMAX	無制限	7,238円	4,928円（auスマートバリュー、家族割プラス、au PAYカードお支払割適用）
Softbank	メリハリ無制限	無制限	7,425円	4,928円（おうち割 光セット、新みんな家族割、PayPayカードお支払割適用）

大手3キャリアとも大容量プランはデータ量が無制限となっていて
どのキャリアのプランも最大割引適用後の月額料金は同じ4,928円となっている。
大手3キャリアの最高の通信品質と、無制限のデータ量で利用したい場合は
自分の利用エリアで電波の問題が無いキャリアを選ぶことは大前提とし
可能な限り家族と同じキャリア(合計3回線で最大割引適用)でまとめて利用することがおすすめです。
また、光回線も利用しているならキャリアのセット割が対象の光回線を利用しましょう。

サブブランド【通常品質】

特徴

au・Softbankが提供する低価格プラン。
通常の通信品質とサポート体制

メリット

・価格と品質のバランスが良い
・料金を抑えながら店頭・窓口のサポートが受けられる

デメリット

・本ブランドほどの通信品質はない。
・最安で利用するにはセット割対象の光サービスや
でんきサービスを併用した割引が必要

サブブランドとは、大手キャリアが展開する
低価格な料金プランを提供するブランドのことです。

auからはUQモバイル
ソフトバンクからはワイモバイルが提供されています。
ドコモには現状サブブランドという位置付けのサービスはありません。

auのUQモバイル

プラン名	データ容量	割引適用後の月額料金(税込)	割引前料金 (税込)	通話オプション	その他特徴
ミニミニプラン	4GB (増量オプションⅡ加入で6GB)	1,078円 (家族セット割適用時1,628円)	2,365円	通話放題ライト: 880円/月<br>通話放題: 1,980円/月<br>通話パック60: 660円/月	自宅セット割適用で割引あり<br>データくりこし可能
トクトクプラン	1GBまで/ ～15GBまで	990円 / 2,178円	3,465円	通話放題ライト: 880円/月<br>通話放題: 1,980円/月<br>通話パック60: 660円/月	自宅セット割適用で割引あり<br>データくりこし可能
コミコミプラン	33GB	3,278円	3,278円	通話放題ライト: 無料<br>通話放題: 1,100円/月	増量オプションⅡ加入でデータ増量<br>データくりこし可能

Softbankのワイモバイル

プラン名	データ容量	割引適用後の月額料金(税込)	割引前料金(税込)	通話オプション	その他特徴
シンプル2S	4GB	1,078円	2,365円	だれとでも定額(月額880円)
シンプル2M	20GB	2,178円	4,015円	だれとでも定額(月額880円)
シンプル2L	30GB	3,278円	5,115円	だれとでも定額(月額880円)

サブブランドは、大手キャリアと比べて料金がかなり安く
データ容量も最大約30GBまで提供していて大容量。

ただし、通信品質は本ブランドの品質とは異なる点に注意が必要です
また、サブブランドは、大手キャリアのサービスの一部が利用できない場合があります。

オンライン専用プラン【通常品質】

特徴

ドコモ、au、Softbankが提供するオンライン受付専用プラン。

メリット

・大手キャリアが直接提供するサービスの中で非常に安価。
・プランがシンプルで、セット割も考える必要がない。

デメリット

・本ブランドほどの通信品質はない
・店頭・窓口のサポートは基本的に無し
・オンライン完結が苦手な人には難しい

オンライン専用プランには
ドコモの「ahamo」
auの「povo」
Softbankの「LINEMO」があります

例えば、ドコモは「ahamo」というオンライン専用プランを展開しており
データ容量30GBで月額2,970円という低価格を実現しています。

auは「povo」というオンライン専用プランを展開しており
トッピングというプリペイド型のような特殊な形式を採用しており
例えば、データ容量20GBで月額あたり2,728円という低価格さ。

ソフトバンクは「LINEMO」というオンライン専用プランを展開しており
データ容量20GBで月額2,728円という低価格を提供。

プラン名	データ量	月額料金（税込）	特典
アハモ	30GB / 110GB	2,970円 / 4,950円	5分以内の国内通話無料、海外ローミング20GBまで無料
povo	0GB（基本料） / トッピングで調整可能（1GB〜150GB）	基本料0円 / トッピング例: 1GB（7日間）390円、20GB（30日間）2,700円	自由にトッピング可能、データ使い放題キャンペーン
LINEMO	3GB / 20GB	990円 / 2,728円	LINEギガフリー、LINEスタンププレミアム、通話オプションキャンペーン

これらのオンライン専用プランは
従来のプランに比べて格安で、データ容量も十分。

ただし、文字通りオンラインの手続きで申し込むプランであること
以降はオンラインユーザーとして
オンライン完結で利用していくことが求められる点に注意が必要。

また、サブブランドと同様に
通信品質は本ブランドの品質とは異なり、通常品質な点にも注意が必要です

ドコモ【irumo(イルモ)】【最低限品質】

特徴

ドコモが提供する超低価格の小容量プラン。
最低限品質の通信で提供される

メリット

・大手キャリアすべてが直接提供するサービスの中で最も格安価格。
・料金を格安に利用できてさらに、店頭・窓口のサポートも受けられる

デメリット

・サブブランドやオンラインプランよりさらに通信品質は落ちる
・最安で利用するにはセット割対象の光サービスと
提供クレジットでの支払い設定が必要(0.5GBのプランを除く)

小容量でかつ、最低限の通信品質でいいが
店頭・窓口サポートは欲しい人で
料金をかぎりなく安く抑えたい人向けのプランが
ドコモの【irumo(イルモ)】です。

docomo 小容量プラン	データ量	割引なし	割引適用後
irumo(イルモ)	0.5GB	550円	550円（割引適用なし）
irumo(イルモ)	3GB	2,167円	880円（ドコモ光セット割、dカードお支払割適用）
irumo(イルモ)	6GB	2,827円	1,540円（ドコモ光セット割、dカードお支払割適用）
irumo(イルモ)	9GB	3,377円	2,090円（ドコモ光セット割、dカードお支払割適用）

ドコモの場合、【irumo(イルモ)】(小容量)のプランは
他のキャリアの本ブランド(小容量)と比べてダントツで安い料金形態となっています。

ただし、【irumo(イルモ)】は本ブランドとして提供されているが
安い価格帯とサポート体制がある代わりに
通信品質は最高品質で使えるのではなく
最低限品質に近い通常品質で
位置的にはサブブランドやオンライン専用プランよりさらに下の通信品質になる点に注意が必要です。

格安SIM(MVNO会社)【最低限品質】

特徴

大手キャリアの通信回線を借りながら
別会社が運営、提供している超低価格サービス。

メリット

料金が非常に安い。

デメリット

・通常時の速度もやや遅め
・通信速度が不安定な場合が多い
・サポート体制がないことが多い。
・混雑時のさらなる速度低下が最大の弱点。
・サポートがオンライン中心の会社が多いため、初心者にはややハードルが高い。

格安SIMとは、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供している
MVNO（Mobile Virtual NetworkOperator）
と呼ばれる事業者によって提供されるSIMカードのことです。

格安SIMは、大手キャリアと比べて料金がかなり安く
コストを限りなく抑えたい方にはおすすめです
また、データ容量も豊富に選べる会社が多数存在します。
そのほか、独自のサービスを提供している格安SIMもあります。

ただし、格安SIMは大手キャリアと比べて
通信速度が遅かったり、電波状況が悪かったりする可能性があります。
これは、格安SIM会社が、大手キャリアの借りた回線を複数で共有しているためです。

また、格安SIMは、大手キャリアと比べて、サポート体制が整っていない場合があります。
格安SIMを選ぶ際は、自分の利用状況やニーズに合わせて、慎重に検討することが重要です。

通信品質がMVNOの最大の弱点

格安SIM(MVNO)は
大手キャリアの回線を借りてサービスを提供していることで
大手キャリアの電波状況や品質の出力を握られています。
そのため、大手キャリアの電波が届かないエリアでは
格安SIMも電波が届かないのはもちろんのこと
問題なのは、電波状況がエリア的に問題ない場合でも
混雑具合、通信時間帯、優先順位で通信が遅くなってしまうケースがあること
また、その状況が発生した状態はユーザーはもちろん
MVNO会社もどうにもできない状況になってしまうことが最大の弱点と言えます

また、格安SIMは大手キャリアと比べて
そもそも通常の通信速度が遅いです。

さらに、格安SIMは提供会社によって違いはあるが
大手キャリアと比べて
サポート体制が整っていない場合も。

以上のことから、やはり格安SIMを選ぶ際は
自分の利用状況やニーズに合わせて
慎重に検討することが何よりも重要といえます。

料金プランによる通信品質の懸念点と対策

オンライン専用プランやサブブランドは
低価格でありながら大容量のデータプランを提供しており
コストを抑えたいユーザーにとって非常に魅力的です。
しかし、これらのプランには通信品質に関する懸念点が存在します。

オンライン専用プラン（アハモ、povo、LINEMO）や
サブブランド（UQモバイル、Y!モバイル）は
大手キャリアの本ブランドに比べて
混雑する時間帯や場所によって通信速度が低下する可能性があります。
このため、昼間やゴールデンタイムには速度が低下し
例えば、動画の再生が途切れたり、オンラインゲームのプレイに支障が出ることがあります。
このような場合には
ピーク時間帯にWi-Fiを利用することで、速度低下の影響を最小限に抑えることができます。

また、オンライン専用プランは
カスタマーサービスがオンライン対応のみであることや
店頭でのサポートが受けられない点もデメリットとなることがあります。
特に、対面でのサポートを希望する方や、複雑な問題に迅速な対応が必要な場合には
不便に感じることが。

一方で、本ブランドの料金プランは
比較的高額ではありますが、安定した通信品質と手厚いサポートが提供されています。
例えば、リモートワークには安定した接続環境
緊急時には、迅速な対面サポートが特に重要であり
本ブランドのプランがそのニーズに応えられます。

こうした点から、料金が安いオンライン専用プランやサブブランドは
通信品質やサポートに対する妥協が必要になることがあります。
具体的には、低価格である分、通信速度が混雑する時間帯に低下しやすかったり
対面サポートが受けられないなどのトレードオフがあります。
これらの点を考慮して、自分の利用状況に合った最適なプランを選びましょう。

もしくは、これを基準にすればOK！選び方まとめ