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都市でも地方でも、通信が繋がらないと困ることがありますよね。
特に、都会の地下鉄で圏外になる経験は誰にでもあるでしょう。
この記事では、大手キャリアのドコモ、au、ソフトバンクの電波エリアを比較し、どこが一番繋がるのかを明らかにします。
読者にとって役立つ点は、自分に最適なキャリアを見つける手助けとなることでしょう。
現代ではリモートワークや動画視聴も電波が命。
この記事を読んで、一緒に最強の電波事情を探っていきましょう。
大手キャリアの基地局数を比較
大手キャリアの基地局数を比較すると、ドコモが圧倒的に多く、通信安定性が高いとされています。
ドコモは3G 72,930局、4G 228,100局、5G 19,716局を保有しています。
auは4G 119,100局、5G 39,000局で、地方での強さが特徴です。
ソフトバンクは3G 37,378局、4G 176,041局、5G 6,580局で、特に5G対応に注力していますが、総合的なカバー率ではドコモに劣る可能性があります。
参考までに、以下が現時点までの各キャリア基地局数などをまとめた表です
項目 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
---|---|---|---|---|
3G基地局数 | 72,930局 | – | 37,378局 | – |
4G/LTE基地局数 | 228,100局 | 119,100局 | 176,041局 | 極めて少ない |
5G基地局数 | 19,716局 | 約39,000局 | 6,580局 | 17,210局 |
電波エリア | 全国的に広いカバー範囲 | 全国的に広いカバー範囲 | 全国的に広いカバー範囲 | カバー範囲が狭いが、auのローミングで補完 |
通信速度 | 高速だが、料金プランや混雑時に低下することあり | 高速だが、料金プランや混雑時に低下することあり | 高速だが、料金プランや混雑時に低下することあり | 地域によっては遅いことがあるが、改善中 |
エリア確認 | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ | 公式サイトへ |
ただし、電波の繋がりやすさは、この基地局数だけが全てではありません。
自分の利用エリアでの電波状況が重要
人々がスマートフォンを頻繁に使う今の時代、都市や田舎、さらには中山間部でも、電波が繋がらない時に不満を感じる声が上がっています。
今やスマホは地図、電子マネー、情報収集で利用するのが当たり前の時代
どんな時でも繋がっていないと困る!という現れでしょうか。
なので、携帯会社を選ぶ際に、まず最初に考えるべきは「電波状況」です。
せっかく契約しても、自分の住んでいる場所やよく行く場所で電波が届かなかったり、速度が遅かったりしたら意味がありません。
特に、都会から離れた場所や地下街、山間部などでは、キャリアによって電波状況が大きく異なる場合があります。
そのため、キャリアを選ぶ際には
自分の使うエリアでどのキャリアの電波が安定しているのかをしっかり調べる必要があります。
各キャリアの対応エリアについては上記の公式サイトのリンクから確認が行えます。
ただし、ホームページの情報はあくまでも目安です。
正直に言うと、ほとんどあてになりません…
なので、一番確かな情報は
自分と同じエリアの人に使っているキャリアの電波状況を聞いてみる
という方法が間違いありません
対応周波数帯(対応バンド)が電波に影響
対応バンドとは、電波が飛んでいる周波数帯のことを指し、携帯電話の通信にとって重要です。
各キャリアは異なるバンドを利用しており
例えば4G(LTE)でいうと
ドコモはBand 1、Band 3、Band 28
auはBand 1、Band 18、Sub6(Band 78)
ソフトバンクはBand 1、Band 3、Band 8
楽天モバイルはBand 3、Band 18を使っています。
対応バンドにより電波の届きやすさや通信速度が変わり、カバー率が高いバンドを持つキャリアほど多様な場所で快適に使えます。
要は、快適な電話とインターネットの利用には周波数帯(対応バンド)が大きく影響するということ。
項目 | 周波数帯 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
Band28 | 700MHz | 対応 | 対応 | 対応 | – |
Band18/26 | 800MHz | – | 対応 | – | 対応※1 |
Band19 | 800MHz | 対応 | – | – | – |
Band8 | 900MHz | – | – | 対応 | – |
Band11 | 1.5GHz | – | 対応 | 対応 | – |
Band21 | 1.5GHz | 対応 | – | – | – |
Band3 | 1.7GHz | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Band1 | 2.0Ghz | 対応 | 対応 | 対応 | – |
Band42 | 3.5GHz | 対応 | 対応 | 対応 | – |
※1 楽天モバイルのバンド18/26は、「パートナー回線(au回線)」
「◎」の対応バンドが各キャリアがメインで利用している周波数帯になります。
プラチナバンドとは?
プラチナバンド。あなたも一度は聞いたことがあるのでは?
これは、700MHz〜900MHzの周波数帯(Band8、18、19、26)を「プラチナバンド」といいます。
そのプラチナバンドの特徴を見てみましょう
項目 | プラチナバンド | それ以外 |
周波数帯 | 700MHz〜900MHz | 900MHz以上 |
通信速度 | 遅い | 速い |
電波の強さ | 強い | 弱い |
プラチナバンドの特徴は、その電波の「強さ」届きやすいことにあります。
周波数には、数値が低いほど壁や建物を透過しやすく
反対に数値が高いほど壁や建物を透過しにくくなる特性がある。
なので、普段私たちが使っているスマホの電波も実は、この複数の周波数を使っており
目には見えませんし、今どの周波数を掴んでいるかなども特に確認はできませんが
電波の通りやすい場所(公園や外)では高い周波数帯の電波をキャッチして、高速通信。
電波の通りにくい場所(地下やビル内、建物の間など)では低い周波数帯(プラチナバンド)の電波をキャッチして
通信を行っているのです。
プラチナバンドの数値で見た比較
この数値の違いだけで言うと
ドコモ・auがメインで扱っている周波数帯は800MHz帯域
ソフトバンクがメインで扱っている周波数帯は900MHz帯域ということは
電波の通りにくい場所(地下やビル内、建物の間など)ではソフトバンクが一番繋がりにくい。
ということになります。
確かに、よく口コミやTwitterの投稿でも、ソフトバンクのユーザーが建物内の電波の入りが悪い。
という声を聞くので、実際に影響が出ているのが分かりますね。
地方ではドコモとauが優勢、都内ならソフトバンクが5Gで優勢に
ドコモ(docomo)
- 繋がりやすさNo.1
全国に基地局を多く設置しており、山間部や離島でも繋がりやすいのが強みです。 - 地方在住の方や、旅行好きの方に最適
電波の届きにくい場所でも、安心して利用できます。
au
- ドコモに次ぐ快適な通信環境
山間部や地方でも、場所によってはドコモより電波が入る場合もある。 - 繋がりやすさとユーザー数のバランスが良い
ドコモはユーザーが多い分混雑することが多いが、auはバランスが良く、混雑しにくい傾向がある。
ソフトバンク(Softbank)
- 都市部なら快適、地方は確認を推奨
都市部での利用なら電波、速度ともに一番快適な声が多い。地方の場合は電波の入り具合はドコモ、auより劣る場合が多い - 電波状況はエリアによって一番差がある
都市部ではかなり快適、地方では電波のエリアが他より劣る場合があり、エリアによって差がある印象。転勤などで生活環境が変わることが多い方は注意が必要。
楽天モバイル
- エリアはまだ発展途上
自社回線エリアはまだまだ限定的で、都市部でも圏外になる報告がSNSで上がっている。電波においてはまだまだ改善が必要。 - 料金プランがとにかく安い
その代わり、データ量無制限のプランでも格安。
一番繋がる携帯会社の選び方
都内の地域に住んでいる場合
都内などの栄えている地域にお住まいの方はどのキャリアを選んでも問題ないでしょう。
地方や田舎に住んでいる場合
現在は比較的に地方や田舎でも、どのキャリアも電波は問題ない場合が多いですが
かなり田舎の地域の場合は、やはり基地局の数が一番多い【ドコモの電波】を選ぶのが安心です
電波のエリアと通信品質(高速・低速)の違い
電波のエリアと通信品質(速度)の関係について
ここまでの内容は電波のエリアについてを解説してきました。
スマホの繋がりやすさの条件には、もう一つ重要な要素があります。
それは通信品質です。
しっかり電波の入るエリアで、実際にスマホのアンテナ本数が最大でも、速度が速いか、遅いかは別物です。
これは、通信品質が速度に影響し、その通信品質は
携帯会社を選ぶ時のブランドや、料金プランで決まります。
そこを把握しておかないと携帯会社選びに失敗してしまうので、必ず理解しておきましょう。
通信品質の種類【概要】
通信速度や品質に関しては、選ぶブランドや料金プランによって異なります。
大きく分けると3つに分類され
最高品質・通常品質・最低限品質になり
大手キャリアの本ブランド料金プラン(*一部のプランを除く*)、サブブランドやオンライン専用プラン、格安SIMでそれぞれ通信品質が異なるため、注意が必要です。
例えば、大手キャリアの本ブランドでは、通常は最も高品質の通信速度と安定性が保証されており、ビジネス用途やオンラインゲーム、動画ストリーミングなど、高速かつ安定した接続が必要なユーザーに最適です。
一方で、サブブランドやオンライン専用プランは主要ブランドのネットワークを使用しつつも価格を抑えた選択肢で、中程度の品質が提供されます。
日常的なウェブブラウジングやSNSの利用程度で、一定の条件下以外の利用なら
サブブランドやオンライン専用プランでも十分に満足できるでしょう。
そして、格安SIMは最も予算に優しい選択肢ですが、通信速度や安定性は低く、特に混雑時間帯ではさらに速度低下が発生します。
それぞれのブランドと料金プランの特性を理解して、自分の使用状況に最適な選択をすることが重要です。
結論
ドコモ、au、ソフトバンクの各キャリア、それぞれに一長一短があります。
あなたの用途に最適なキャリアを選ぶには、まず複数の要素を比較検討することが重要です。
そして、最終的には自分の利用環境やニーズに最も合うキャリアを選ぶことで、
ストレスフリーな通信生活を楽しむことができます